【動物保護】重度の皮膚糸状菌症のヨツユビハリネズミ

2025年春、調査中の動物取扱業者にて、酷い脱針とフケで覆われたヨツユビハリネズミを発見。責任者との対話を通し、無償譲渡いただくことに。その日のうちに、ハリネズミを診られる動物病院にかかりました。

診療により、削痩と爪の過長が認められ、脱針等の皮膚の炎症は重度の皮膚糸状菌症という診断に至りました。

“針”の再生と、“新”しい生活への願いを込めて、「しんちゃん」という名前を贈りました。

業者にて
(2025年春撮影)

ペットショップの動物を引き出すということは、新たな動物を導入するスペースを作ることに繋がります。これでは、動物の娯楽利用の連鎖を止めることはできません。

当該業者に関しては、複数の関係法令違反の疑いがあり、諸関係機関に働きかけていました。当初はそれらの動きを待つ予定でしたが、思いのほか難航し、しんちゃんの状態に悪化が見られたため、彼女を引き出すことが先決と判断しました。
(当該業者へのアクションは現在も継続しています。経過は追って公開させていただきます)

投薬や薬浴、その他の様々な処置に
頑張って耐えてくれた「しんちゃん」。
針の状況等から、投薬は一旦終了することになりました。
(2025年10月撮影)

治療が完了した際には、彼女がよりのびのびと穏やかに過ごせるような環境づくりに努めます。

しんちゃんのこれからを見守っていただけると嬉しいです🌱