【動物展示施設】市営公園併設の野鳥ケージに関し要望を行いました【兵庫県】

兵庫県西脇市の市営施設・童子山公園には、複数種の鳥類が飼育されている「野鳥ケージ」があります。私たちは、今年8月頭から継続的な調査を行ってきました。


身体に異常が見られる鳥たち

ケージにはオシドリとコールダック、カルガモ、数種のハトが飼育されています。(8月時点)


初めての訪問時、最初に目に飛び込んだのは、複数羽のハトの異常な脱羽。くちばしで皮膚が露出した部分を突く様子も見られました。

眼周辺に腫れが見られるハトも。外傷による膿や副鼻腔炎など様々な可能性が考えられますが、感染症であれば、他個体への影響も示唆されます。

状況確認のため、私たちは公園を管轄する西脇市役所 建設水道部 施設管理課を訪問しました。

担当者の方曰く、野鳥ケージのお世話は市民グループに委託。そして驚くことに、現在どんな種類の鳥類が何羽飼育されているのか、担当課では把握できていないとのこと。市のホームページにも、ケージに関する詳細な記録は確認できませんでした。(8月時点)

当ケージは、昭和53年に姫路動物園から鳥を譲り受けて設置されました。つまり、50年近く経過しています。現在も慣例的に維持し続けているのかもしれませんが、そこにいるのは生命と感覚、感情を持つ動物たちです。関心の薄らいだケージの中で、ひっそりと苦しみを抱え続けていることに、胸が痛みます。

老朽化等、ハード面での問題も抱えていることでしょう。


施設管理課に要望書を提出

私たちは、聞き取りと追加の現地調査で得た情報をもとに、要望書を作成。同月19日に担当課へと提出しました。

・鳥類の専門獣医師による診療を行ってほしい
・公園での動物飼育の終了を最終目的として、譲渡や繁殖制限を行ってほしい

といった2点の要望を中心に、根拠となる問題点や状況改善への提案等を共有させていただきました。

長年ケージ内での繁殖が繰り返されてきたとなると
近親交配による遺伝子疾患の発現の恐れもあり、
やはりこれ以上増やすべきではありません

飼育施設を閉めるためには、中長期的な計画や入念な準備が不可欠です。譲渡先は設備や診療体制等が整った環境であるべきですし、ここで終生飼養をする場合には、鳥たちの福祉が最大限保たれるよう工夫することが必須です。

繁殖期を迎えることもあり、早急に判断と
計画の確立をしていただきたいところです

聞くところによると、これまで、市民から野鳥ケージに関する指摘を受けたことがないとのこと。今回の要望は、予想だにしていないものであったと思います。
苦しみを抱える動物たちが“あたりまえ”のように飼育されている現状は、市民にとっても悪影響です。

課内での話し合いや調査等の期間を考慮し、要望書の期限は1ヶ月とさせていただきました。

つづく

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