シンボルについて
Muiのシンボルには、アライグマをデザインしました。
北米に棲息するアライグマは、1970年代に「ペット」目的で大量に輸入されました。その後、飼育者による遺棄や逸走により、野生での定着が進んだとされています。本来の生息地から掛け離れた環境で、懸命に生き、命を繋ぎ続けた結果だといえます。
そんな彼らは、“「在来種」への影響” “農作物被害” 等の理由から、『特定外来生物』として野生個体の完全排除が目指されています。※

他国からやってきた生きものたちが危険視される「外来生物問題」ですが、そもそもの原因は人間活動です。
つまり、「外来生物問題」は「人の問題」。彼らに責任を負わせるのではなく、人間社会の在り方を改めるべきではないでしょうか。
野生生物が本来の生息地で、仲間たちと共に暮らしていけるように。
懸命に生きる全ての野生生物が、尊重されるように。
私たちに出来るアクションを続けていこう!
そのような願いを込めています。
※ 環境省「アライグマ防除の手引き (計画的な防除の進め方)」 平成23年3月作成 (平成26年3月改訂)